ATELIER Story

オートクチュールランジェリー ミロワ・ド・クールは
岡山の小さなファクトリーでひとつひとつ丁寧に手作りで創られています。
お客さまとミロワの物語は、サロンの中での何気ない会話や小さな採寸用のメジャーから始まります。
ミロワの顔である全国のラインデザイナーから、お客様のランジェリーへのこだわりのお話や、
採寸させて頂いた精密なデータが、この岡山ファクトリーにお客さまの想いと共に送られて来ます。

そこからとても多くの行程を経るのですが、
その沢山の行程のひとつひとつを熟練の職人が愛情を込めて進めて行きます。
1人1人のお客さまのネームプレートがつけられた専用箱に各パーツが入れられて、
いくつもの特別なミシンの間を行き交います。
流れ作業ではなく、少数の職人が責任をもってお一人の為だけに制作する行程。
それはまるで有名なメゾンの洋服創りと同じ光景です。職人の真剣なまなざしや繊細な指先、
ミシンが奏でる音はまるでオーケストラが演奏する協奏曲のよう。
量産される工業製品とは一線を画す、まさにここはオートクチュールの世界。
オートクチュールランジェリーに魅せられた人々の想いが集まる王国なのです。

世界にたった一つの着心地を、
そしてそこから始まる新しい経験にご期待ください。

日本のものづくり、岡山の魂。

日本のものづくりはどこへ向かうのか? ミロワ・ド・クールの工房長、倉岡氏はその高い技術力をかわれ、以前巨大な中国の縫製工場への技術指導を行った ことがあります、その時あらためて日本の職人が向かう先が見えたのだそうです。 ひとつひとつの行程を丁寧に高い技術で創り上げて行く、そこが自分自身と仲間達の進む方角だと直感したのです。 それはすなわち日本が目指す方角でもあるのでしょう。 ミロワ・ド・クールの工房では全ての行程をひとりで担える職人が何名も存在するのですが、 それは流れ作業ではフルオーダーのファンデーションは創れないからなのです。 何十年もの歳月をかけて倉岡氏が育てて来た貴重な人材がミロワ・ド・クールの上質な出来映えを支えているのですね。 「この仲間達が居ればどんなものでも創れる」と倉岡氏は微笑みながら工房を見渡しました。

そしてこの工房の特筆すべき秘密がもうひとつあります。 それはファンデーション用に「カスタマイズ」された何機ものミシンなのです。1機たりとも買ったままでは無いという そのミシン達は、ファンデーションを理解しつくした倉岡氏自らが考案し 制作したジグや付属品を取り付けられた特別な存在なのです。 工房にはそれらのミシンが、なにやら魂の宿った相棒のようにずらりと並び、 職人たちの腕に答えようと待ち構えているのです。 なんだかわくわくしますね。

日本の誇る、ものづくりへの情熱が溢れる場所。 岡山県倉敷市中島1169-6 ここが私たちミロワ・ド・クールの故郷です。

miroir du cocur Okayama ATELIER